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美味しいお米に育っています

投稿日:2020/08/04 18:00

5月下旬の田植えから約2ヶ月、例年より1週間ほど遅れて山形も梅雨が明けました!

今年は長雨の影響で例年よりも日照不足で生育が心配でしたがこれで一安心。

雨は多かったので水不足の心配はなく、これから夏らしく晴れて暑くなってくれたら、いいお米が収穫できるかと思います。


田んぼの中での追肥作業


出穂後に稲は葉で光合成をしてブドウ糖を作り、穂に溜め込みます。

梅雨明けのタイミングがちょうど出穂直前となったので、これから出穂期から登熟期まで晴天が多くなると、光合成量が増えて美味しいお米ができます。晴れて暑いと農作業は大変ですが、美味しいお米の収穫には夏の暑さは大切です。



出穂後に2週間くらいで稲の花が開花しはじめます。

次回は稲の花が咲いたところを撮影して紹介します。


蔵出し米.com での令和2年産の新米販売は9月中旬より予約受付、10月20日頃より出荷を予定しています。


・有機JAS つや姫      10月中旬頃

・有機JAS こしひかり    10月下旬頃

・有機JAS 夢ごこち     10月下旬頃

・有機JAS ミルキークイーン 11月初旬頃

・特別栽培米 雪若丸     10月下旬頃

・特別栽培米 金のいぶき   11月中旬頃

・特別栽培米 こしひかり(天日乾燥) 11月中旬頃


お米の美味しさを左右する溝切り作業

投稿日:2020/07/03 18:00

5月下旬の田植えから約1ヶ月が経ち、小さかった苗も順調に育ってます。



さらにしっかりと根を張り大きく育つように実施するのが「溝切り」と「中干し」

この「溝切り」がお米の美味しさを左右すると言っても過言ではありません。


溝切り作業の相棒は「田面ライダーV3」これに乗って作業します!



自転車みたいな乗り物で前方に車輪が付いていて後方には溝を切る三角部が付いています。

エンジンをかけてぬかってる田んぼの中をこれで走って溝を切ります。



田んぼの中は柔かったり固かったりする箇所があるので、固さにあわせてバランスを前後させ、体重を乗せて溝を切っていきます。溝の深さにばらつきが出ると水の流れが悪くなるので同じ深さで溝を切るよう気を付けます。


苗10列ごとに溝を切っていきますので、結構な数の溝を切ります。



溝を切るとこのように水の流れがよくなります。

この溝は田んぼの水の排水を素早く均一に抜くためのものなのです。


排水したあとは「中干し」といって、土の表面が乾くまで干します。

干すことで、水分が欲しい稲の根は地中深く水分を求め下へ下へと根を張り、また土中の有毒ガスを抜く効果もあります。乾いたらまた水を張り、しばらくしたら水を抜きという作業を何度も繰り返し、強く大きい稲を育てていきます。


この溝切り作業は結構しんどい作業なので、やらない農家さんもいるのですが、溝切りをしないと排水時に田んぼから水が完全に抜けず、酸素の取り込みが不十分だったり、根の張りが弱かったりと、強い稲にならないことがあります。


蔵出し米.com(生産者:いのファーム 猪野国雄)ではすべての田んぼに溝切りを実施して、少しでも美味しいお米を皆様にお届けできるようお米作りを追求してまいります。


2020年 田植え無事終わりました

投稿日:2020/06/19 18:00

5月下旬から6月上旬まで約3週間かけ今年の田植えも無事終わりました!


今年は新型コロナの影響で例年お手伝いに来てくれる方が来れなくなったりして、少人数での作業となりました。

いつもより時間はかかりましたが、天候に恵まれたのでほぼ予定どおりで終えることができほっとしています。


田植え機は1台しかないので、田植え自体は1人しかできないのですが、育苗ハウスから圃場まで苗を運んだり、田植え機に苗を積んだりと、肉体労働系の作業があり、お手伝いの方が1人いるだけでとても効率があがります。


① 田植え機を小屋から圃場まで運ぶ


遠い圃場だと小屋から10分くらいかかります。

1人での作業の場合はこのあと小屋まで歩いて戻って軽トラで育苗ハウスに行き苗を積んで圃場に向かいます。

ここで30分から1時間ほど要するので、平行して作業ができると田植えをする時間が多く取れて進捗があがります!


② 育苗ハウスから苗を軽トラに積む

※東京から手伝いに来てくれました!(2018年5月)



育苗ハウスから苗を運び出して軽トラに積む作業です。

苗も育ち水に浸っているため、1枚6,7kgあります。軽トラに50~60枚積むので全部で300kg超となります。



③ 軽トラから田植え機に苗を積む

※東京から手伝いに来てくれました!(2018年5月)


苗を積んだ軽トラを田植えする圃場まで運んで田植え機に積みます。

300kg超を移動するのでこの作業もなかなかの重労働です。



④ 田植え



ここまできたらあとは機械に任せて田植えするだけです。

5年前に高性能の田植え機を導入したおかげで従来と比べて田植えのスピードは3倍くらいになりました。

天気も良く2人で終日作業できると1日で2haほど植えることができます。



田植えを終えた田んぼをバックに夕日の景色


3月下旬から始まった春の稲作も田植えが終わりひと段落。

ここからしばらくは少し落ち着いて、水の管理と有機肥料播きをしながら栽培管理の工程となります。


次回は6月下旬から7月上旬にかけて実施する「溝切り」の工程をお伝えします。



2020年の稲作はじまりました ~田んぼ整備~

投稿日:2020/05/22 18:00

前回のブログでは主に「苗づくり」に関する作業を紹介致しました。


今回のブログでは「田んぼの整備」に関する作業の紹介を致します。



4月下旬:畔つけ・有機肥料播き・田うない


苗作りと平行して田植えに向けて田んぼを整備する作業があります。

まず最初にやるのが、田んぼと田んぼの境に土を盛って水をせきとめている部分の「畔」を修繕する作業です。


昨年の春から秋まで水をせきとめ田んぼを保ち、冬は雪に埋もれていたのでだいぶ弱くなっています。今年の稲作でもきちんと水をせきとめられるように壁を固めなおします。



きれいに壁が作られます。



畔つけの後は有機肥料播きです。数種類の有機肥料をブレンドして田んぼに満遍なく播いていきます。


使っている有機肥料の種類と配分は企業秘密です!



最後に田うないです。この機械で乾燥して固くなった田んぼの土を掘り起こし、先に播いておいた有機肥料と土をかき混ぜて土作りを行います。




5月中旬:代掻き


田んぼの土づくりが終わったら水を入れて土を柔らかくし最後に田植えがしやすいように平らに仕上げます。


代掻きで重要なのは田んぼの中になるべく高低差を作らないことです。高低差ができてしまうと田んぼの給排水がうまくできず、ずっと水たまりの場所ができてしまったり、全然水がいかない場所ができてしまったりします。


給排水がうまくできないと中干しの時に根っこまで空気が入らず、元気な稲に育たない原因となります。



代掻きは田んぼの真ん中からスタートし最後に一番外側を回って田んぼから出るときれいに平らにすることができます!


これで、やっと田んぼの整備が完了です。

平行して育ててきた苗も約1ヶ月が経ちとても元気な苗に育ちました。



いよいよ、来週からは田植えが始まります。

天候にもよりますが田植えは5月下旬~6月上旬の約2週間を予定しています。

次回のブログは田植え作業についてお伝えします。


2020年の稲作はじまりました ~苗づくり~

投稿日:2020/05/15 18:00

新型コロナウィルスの影響で農業労働力にも若干影響が出ておりますが、今年も例年どおりに始動しました。


関東地方はもう田植えも終わっている頃と思いますが、山形の田植え時期は1ヶ月ほど遅く5月下旬頃に行います。

今は田植えに向けての準備作業を行っているところです。


田植えに向けてどんな準備作業をやっているのか、今回と次回のブログで少しお伝えしたいと思います。


3月下旬:育苗ハウスのビニール張り

4月初旬:塩水選・温湯種子消毒

4月中旬:育苗箱への種播き・育苗箱並べ

4月下旬:畔つけ・有機肥料播き・田うない

5月中旬:代掻き

5月下旬:田植え


3月下旬:育苗ハウスのビニール張り



山形県高畠町は豪雪地帯ではありませんが、12月~3月は結構雪が降り、例年1メートル近い積雪となります。ビニールハウスを張りっぱなしにしていると雪で潰されてしまうため、11月下旬にはビニールを外し、3月下旬の雪解け時期にまたビニールを張る作業が発生します。



4月初旬:塩水選・温湯種子消毒


育苗するにあたりまず良質な種を選別します。軽い種籾は胚乳が少なく栄養分が少ないため発芽率が悪かったり、発芽しても根の張りが悪かったりするので、塩水の中に種籾を浸けて浮かんできたものを取り除きます。


良質な種籾を選別したら品種ごとに色の違うメッシュ袋に種籾を入れ、60度のお湯に10分漬けて温湯消毒を行います。温湯消毒は、いもち病、籾枯細菌病、苗立枯細菌病などに効果があります。農薬を使って種子消毒する場合もありますが 蔵出し米.com (生産者:いのファーム 猪野国雄)では農薬を使用せず温湯消毒を行っています。



ちなみに今年の作付けは昨年の6品種に加えて「金のいぶき」(宮城県で生まれた玄米ブランド)を作付けします。昨年試しに少量作付けし食べてみたところ「玄米なのにとても食べやすい!」と好評でしたので今年から一般向けに数量限定販売を予定しています。また、昨年から作付けを開始した「雪若丸」(2018年にデビューした山形県の新品種)も「粒がしっかりしている!」「さっぱりしていてどの料理にも合う!」と「つや姫」とはまた違った評価で好評でしたので今年は昨年の3倍作付けを予定しています。


・有機JAS つや姫

・有機JAS こしひかり

・有機JAS 夢ごこち

・有機JAS ミルキークイーン

・特別栽培米 こしひかり(天日乾燥)

・特別栽培米 雪若丸

・特別栽培米 金のいぶき



4月中旬:育苗箱への土入れ種播き・育苗箱並べ



育苗箱に土を入れて種播きし、それを育苗ハウスに運んで並べます。水分も含んでいるので1箱あたり6kgほどで、これを3つのハウスに合計2,000箱並べます。田植え準備の中では一番の重労働となります。


例年は東京から4,5人この作業を手伝いに来てくれるのですが、今年は新型コロナウィルスの影響で山形に来ることができず我々だけで頑張っております。



今回のブログでは主に「苗づくり」に関する準備作業(前半)を紹介致しました。


次回のブログでは「田んぼ整備」に関する準備作業(後半)を紹介致します。