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投稿日:2020/04/24 18:00
山形県のお米は近年注目を集めています。
人気のブランド米が多く誕生している県でもあり、確固たる人気を築いているお米、最近登場して話題になったお米など様々。
今回はとくに人気の3つのブランド米、「つや姫」「雪若丸」「はえぬき」をご紹介いたします。
それぞれの違いをチェックして、どんなお米が好きか、どんなお米を食べたいかを考えて選んでみましょう!
山形のお米3種「つや姫」「雪若丸」「はえぬき」をご紹介
山形県が生んだブランド米の中から、おすすめのものを3種類ご紹介いたします。
①お米本来のおいしさと炊き上がりの美しさが魅力の「つや姫」
つや姫は高級料亭でも取り入れられている人気のブランド米です。
一般家庭でも広く浸透しており、甘味、うまみ、口当たり、粘り気など、お米本来のおいしさを堪能できるのが特徴です。
炊き上がりの美しさ、見た目にも定評があり、おいしさだけでなく美しい見た目も楽しめると近年話題になっています。
白ご飯だけの味をしっかり楽しむことができるので、そのまま食べても、日本食などの薄味の料理とも相性抜群です。
②つや姫の弟分で硬めの炊きあがりの「雪若丸」
つや姫の弟分として登場したのが雪若丸です。
つや姫と同じく粘り気、うまみ、甘味が強いのが特徴ですが、つや姫よりも硬く、食感を楽しむことができます。
つや姫よりやや低価格で購入できるということもあり、一般家庭でもよく親しまれているようです。
硬めの炊き上がりなので、炊き込みご飯などの料理とのバランスもいいと言われています。
③冷めてもおいしくお手頃価格の「はえぬき」
つや姫と比較すると知名度は落ちますが、はえぬきもおいしいお米です。
はえぬきは冷めてもおいしいのが特徴で、コンビニのおにぎりに採用されているほど。
知名度は低いもののつや姫や雪若丸よりも低価格で購入することができ、家計の強い味方になってくれるというのも嬉しいポイントとなっています。
山形のお米ならバランスよくおいしさを堪能できる「つや姫」がおすすめ
山形県で人気のブランド米の中でも、とくにおすすめなのが「つや姫」です。
「つや姫」は甘味やうまみを感じる成分がコシヒカリよりも多いと言われており、バランスよくお米のおいしさを堪能することができます。
お米本来のおいしさをもっと楽しみたいという方には、非常におすすめですよ。
また、精米と玄米を選ぶことができるのも「つや姫」の特徴のひとつ。
より豊富な栄養素を取り入れたいという方は、ぜひ「つや姫」の玄米を選んでみてください。
山形県のお米の特徴を把握して選んでみよう!
山形県産のお米を3つご紹介いたしました。それぞれにこだわりが詰まっており、どれもおいしいお米ばかり。
中でもつや姫はうまみ、甘味が強く、バランスのいいお米となっています。
その他二つのお米の特徴も把握し、食べ比べて、自分に合いそうなお米を選んでみましょう。
蔵出し米.com の「つや姫」はこちら
蔵出し米.com の生産者 猪野国雄 の紹介はこちら
投稿日:2020/04/17 18:00
ブランド米には様々な種類がありますが、その中でも特においしいと人気なのが「つや姫」です。
今回は「つや姫」はどんなお米なのか、どんな食べ方が人気なのか、また、精米と玄米の違いについてご紹介いたします。
日本食に合うおいしいお米を食べたい、栄養素が豊富なお米を食べたいという方は、ぜひ「つや姫」をチェックしてみてください。
甘み・うまみが強い山形のブランド米「つや姫」は精米と玄米が選べる
「つや姫」は、山形県が10年もの歳月をかけて開発したお米のブランド名です。
「つや姫」は甘味、うまみがあり、口当たりや粘り気などのバランスがいいのが特徴です。
グルタミン酸、アスパラギン酸がコシヒカリよりも多く含まれており、非常にうまみを感じやすいと言われています。[注1]
甘味、粘り気があるのでそのまま食べるのが一番おいしい食べ方です。あっさりとした日本食との相性もよく、様々な食事に合わせることができます。
反対にチャーハンや炊き込みご飯、パエリアなど、お米そのものに味をつけてしまうような食べ方には不向きと言えます。
「つや姫」は精米と玄米を選ぶことができ、そのままおいしく食べたい方には精米が、より豊富な栄養素を取り入れたいという方には玄米がおすすめとなっています。
玄米には精米と比較してどんな特徴があるのか、下記でご紹介いたします。
[注1]東北大学:新規食味評価手法を用いた水稲品種「つや姫」の遺伝解析
玄米の特徴は栄養豊富なことと炊き方にコツが必要なこと
玄米とは、籾米から籾殻を取り除いただけの状態のお米のことです。
この玄米からさらにぬか、胚芽を取り除いて胚乳のみにした状態のお米が白米となります。玄米の特徴を2つご紹介します。
① 精米と比較して食物繊維などの栄養素が豊富
玄米は、精米と比較して栄養素が非常に豊富に残っています。
もっとも大きな違いは食物繊維の含有量です。
玄米は精米と比較して食物繊維が8倍近くにもなると言われています。
消化に時間がかかり、満腹感も長時間続くので、ダイエットや健康管理などに気をつけたい方には玄米がおすすめです。
他にも玄米にはビタミンE、ビタミンB1、カルシウムなど、人間が生きていく上で必要な栄養素がたっぷりと含まれています。
② おいしく食べるために玄米独自の炊き方をする必要がある
玄米はおいしくないというイメージをお持ちの方も多いかもしれません。
たしかに一般的なお米の炊き方をすれば、食べやすさの点では精米を選ぶ人が多いでしょう。しかし、玄米と精米の炊き方はまったく違います。
水に浸す時間を長めに取り(6時間以上)、玄米に合った炊き方をすれば、玄米でもふっくらとした甘味、うまみの強い「つや姫」を楽しめますよ。
農家のこだわりが詰まった「つや姫」を食べてみよう
山形県で誕生したブランド米、「つや姫」についてご紹介いたしました。
栄養価が高い玄米も選ぶことができる「つや姫」で、毎日の食卓をよりおいしく、健康的に彩ってみてはいかがでしょうか。
投稿日:2020/04/10 18:00
四季の変化が鮮やかな山形県。冬の間に山に蓄えられた雪は、やがて湧き水となって水田を潤します。そして寒さの厳しい冬を超えると、国内でも最高気温を記録するほどの暑い夏が訪れます。1年間の温度差が激しく、豊饒な土地は稲作には都合が良く、古くからお米の名産地として知られています。
山形県産のお米のはじまり
山形県のお米づくりの歴史は、出羽の国が置かれた8世紀にまで遡ります。豊臣秀吉の時代には、庄内米が御用米に選ばれるほど名産地として繁栄していました。その後も庄内藩は、産米増殖を進めていき、献上米を保管するための倉庫が沢山建てられました。
廻米航路が開かれた酒田港は、大阪の堂島などと並ぶ米取引の中心地となり、大きく繁栄しました。そんな背景をもつ庄内地域では、農家の人々が切磋琢磨しながら米作りを受け継いでいます。そして、その中で生まれたのが亀の尾という品種です。明治26年に阿部亀治が創選し、神力、愛国とともに日本水稲優良三大品種に数えられました。
亀の尾は多くの品種改良の交配母体にされ、コシヒカリやあきたこまちなど、多くの品種に影響を及ぼしています。庄内から生まれた亀の尾は、現在の良食味米のルーツといえる存在となっています。
しかし、戦争が始まると、お米に対する需要が一変します。食料不足だった日本は、質よりも量が求められるようになりました。日の丸や大国早生などの少ない肥料で育つ品種が重宝されまるようになります。その後もしばらくは多収品種が優先されたため、ササシグレやハツニシキ、フジミノリなどが主力品種となりました。
昭和40年代に入り、山形県で作られる品種も大きく動くことになります。しかし、庄内地域と内陸地域では、同じ県とは思えないほど米作りの方向性に大きな違いがありました。その頃は、山形県の全農は、全農山形と全農庄内に分かれていました。平成20年に両者が一緒になるまで、それぞれが独自の動きをしていました。
山形県産のお米の今
平成2年から山形県の米関係者の中で注目を集めたのが、「ユメのコメ」という謳い文句でデビューさせたはえぬきです。それを皮切りに新潟県や秋田県に押され気味だった米作り運動が継続して展開されるようになりました。「量より質」を生産者が求めるようになったことによって、山形県はさらにつや姫をデビューさせました。はえぬきで培った生産対策と管理を武器に緻密なブランド戦略を展開し、徐々に生産量や認知度を上げています。
まとめ
古くからお米の名産地として知られる山形県。その歴史は深く長いものです。米作りに恵まれた環境とその土地の人々の情熱が沢山のブランド米を生み出してきました。自然がもたらす恵みをぜひ楽しみながら味わってみてはいかがでしょうか。
投稿日:2020/04/03 18:00
日本の食卓に欠かせないお米。毎日口にするものだからこそ、より美味しいものを選びたいところです。しかし、一言にお米といっても価格や量、粒の大きさなどその種類は様々です。では、お米を買う際何を見て選んだらいいのでしょうか。今回は、より美味しいお米の選び方をご紹介します。
お米のおいしさの決め手は「デンプンの量」
お米に含まれるデンプンには、アミロースとアミロペクチンの2種類があります。この2つのデンプンの比率でお米の美味しさが決まります。アミロースが多いお米は硬く、パサパサしています。反対にアミロペクチンが多いお米は、粘り気が強く歯ごたえがあります。
私達の食卓に並んでいるのは「うるち米」といい、2:8の割合でアミロースとアミロペクチンが含まれています。お餅やお赤飯などに使われる「もち米」はアミロースを含んでいません。この反対の特徴をもつ2つのデンプンのバランスが、お米の美味しさには大切になってくるのです。
おいしいお米選びのポイント
お米の美味しさはデンプンの量で決まるとお話しましたが、実際に食べてみるまで美味しさは分からないのでしょうか。ここでは、実際にお米を買う時に注目してほしいポイントをいくつかご紹介します。
① お米の鮮度
お米は常温で売られていることが多いため、あまり鮮度を意識していないかもしれません。しかし、お米は鮮度がとても大切です。お米の鮮度を確認する際に見てほしいのは、精米日です。籾や玄米の状態であれば、お米の鮮度はそこまで低下しません。ですが、精米するとその鮮度はどんどん落ちていってしまいます。時間とともにお米の美味しさは落ちていきますので、まとめて大量に買うのは避けましょう。
② ブランドごとの特徴
お米は沢山の種類のブランドはありますが、それぞれ個性があり、味も大きく変わります。例えば、日本で最も食べられているコシヒカリは粘りと硬さのバランスがとれており、噛めば噛むほどお米の旨味が広がります。あきたこまちは粘りが少なく、あっさりとした美味しさで炊き上げりのツヤが特徴です。このようにそれぞれ特徴があるので、知っておくと用途や好みに合わせて選ぶことができます。
③ お米の粒の大きさや色
美味しいお米は、粒の大きさが揃っていて透き通った透明感があります。欠けたお米が多く入っていたり、真っ白なお米が目立つ場合はグレードの低いお米である可能性が高いです。スーパーなどで購入する際には、袋の上からよく観察してみましょう。
まとめ
今回は美味しいお米の選び方についてご紹介しました。選び方次第で、お米はさらに美味しくなります。自分に合った美味しいお米を選んで、ぜひ毎日の食卓をより豊かなものにしてください。
投稿日:2020/03/27 18:00
代表的なブランド米として知られる山形県産「つや姫」と新潟県産「コシヒカリ」。
知名度と品質ともに抜群のブランド米ですが、その美味しさや特長はそれぞれ異なります。そこで今回は、おいしいお米と判断される基準と両ブランド米にみる違いについてご紹介します。
美味しいお米の見つけ方
美味しいと評価されるお米の判断基準は2つです。それは、「味が優れていること」と「高い品質を誇ること」です。この2つの要素をもって、お米の美味しさが保証されているのです。味の基準は穀物検定協会が実施する食味ランキング、品質の基準は穀物検査による米の等級が指標となっています。
・お米の食味ランキング
昭和46年産のお米をはじまりとして、毎年全国規模の産地品種について実施されている食味官能試験です。複数産地のコシヒカリのブレンド米を基準として、対象となる産地の品種を比較して評価されます。「香り・味・外観・粘り・硬さ・総合評価」の6項目の優劣を評価してランク付けされます。ランキングは以下の通りです。
特Aランク・・・基準米よりも特に良好な食味
Aランク・・・基準米よりも良好な食味
A'ランク・・・基準米と概ね同等の食味
Bランク・・・基準米にやや劣る食味
B'ランク・・・基準米より劣る食味
特Aランクを獲得したお米はその味が確かなものとして認定されたことになり、おいしいお米の証となります。
・お米の等級
米穀検査とは、生産されたお米に関して、登録検査機関が品位や成分などの検査をすることです。この検査を通してお米の等級が決まり、その品質が評価されます。収穫後に玄米の状態で検査され、虫食いの有無や米粒の形状、水分量、透明感などが検査基準となります。
1等米、2等米、3等米、規格外でランク付けされ、1等米と評されると大粒で食べ応え抜群なお米である証となります。
つや姫とコシヒカリの違いとは?
山形県産のつや姫と新潟県産のコシヒカリは、味と品質ともに毎年高く評価されているブランド米です。ただし、それぞれのお米の味わいには違いがあります。
山形県産「つや姫」
つや姫は、コシヒカリを上回る味の評価を得ているお米です。甘みや旨みが抜群なのはもちろん、やわらかくてほどよい粘り気があるため味のバランスが良いお米として知られています。見た目の艶やかさの評価も高く、視覚でも楽しめる美しく美味しいお米として人気となっています。
新潟県産「コシヒカリ」
コシヒカリは、和食に合うお米として多くの地域で生産されるブランド米です。新潟県で生産されるコシヒカリは、とくにその味と品質が一級品です。ツヤと粘り気が強く、お米の甘みが強いのが特徴的で、おかずがなくてもご飯だけで美味しいお米として人気を博しています。
まとめ
美味しいお米として評されるためには、味はもちろん五感で楽しめるお米かどうかが基準となります。ブランド米によってその特長は異なり、食べ比べることでお米それぞれがもつ深い味わいを楽しむことができます。
ぜひ今回ご紹介した山形県産「つや姫」と新潟県産「コシヒカリ」の違いを堪能してみてはいかがでしょうか。
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