投稿日:2020/12/25 18:00
2010年に山形のブランド米としてデビューしたつや姫は、夢の米プロジェクトの一環として開発されたお米です。発売当初は、種子制限があったため生産量も少なかったので評価にいたりませんでした。しかし、1年ごとに味や食感などへの評価が高まっていき、今ではコシヒカリを凌ぐブランド米としての地位を確立しています。
ここでは、山形の大地で育まれたつや姫の名前の由来や歴史、そして魅力をご紹介します。
真珠のようなつやと美味しさ・姫のように大切に育てられたことで名付けられた「つや姫」
つや姫は、炊き上がりが真珠のように艶やかなこと、そして、お姫さまのように大事に育てられ、美味しいお米に必要な条件すべてのバランスが優れていることから、その名が付けられました。
山形県立農業試験場庄内支場で育てられ、今や全国的に高い人気米のつや姫。そのつやと旨み、甘みから、美味しさのランク付けでも最上級である特Aを維持し続けています。
まさに「姫」という名前がぴったりですね。
開発10年・山形が誇る良食味米「亀の尾」を引き継いだつや姫
開発におよそ10年を費やしたつや姫の交配親は、山形県庄内町で明治時代に作られていた亀の尾という水稲品種です。有名ブランド米、「コシヒカリ」や「はえぬき」の交配親でもあります。
全国的な人気を誇るコシヒカリに代わる、新たな山形米を作ろうというプロジェクトの元に、平成10年から研究開発が始まりました。
つや姫の原稲は、少しでも早く完成させるために、冬季もハウス内で栽培されました。毎日観察が続けられ、病気のチェックや試食を繰り返しながら、亀の尾の良食味性を引き出すことに成功。
そして、新品種のつや姫として平成21年に発売が始まったのです。
つや姫が全国で人気な理由は通販可能で期待を裏切らない美味しさだから!
多くの人に愛されているお米、つや姫。その人気の主な理由は、次の2つです。
・通信販売で手軽に購入出来る
地方の名産品というと、一昔前はその土地まで行って購入するか、販売されているお店が限定されていました。
しかし、現在では多く名産品が通信販売での購入が可能になり、つや姫もそのひとつです。
お米は鮮度が重要。精米したてのつや姫が手軽に購入できるようになったことは、つや姫の人気を全国区に押し上げた理由のひとつといっていいでしょう。
・期待を裏切らない美味しさ
通販商品は届くまでにその商品への期待が高まりますが、思っていたほど美味しくなかった、取り寄せる必要がなかった、という感想を持たれる商品も少なくありません。
その点、つや姫はコシヒカリを上回る旨みやつや、甘味、粒ぞろいなどが評価されています。期待を裏切らない、またはそれ以上の美味しさがつや姫の人気を確立しているのです。
山形の宝・つや姫をぜひ味わってみましょう!
ブランド米競争が激化する中、その人気が揺らぐことがないつや姫は、日本米の頂点を極めたお米と言えるでしょう。
お米をご馳走の地位まで押し上げたつや姫は、お米好きの方はもちろん日本人なら一度は味わっておきたい山形の宝です。