山形の郷土料理「うこぎごはん」の魅力とおすすめのお米を紹介

投稿日:2020/05/08 18:00


山形に伝わる郷土料理「うこぎごはん」。その具材や味付けなどはシンプルで素朴ですが「春を感じられるごはんを楽しみたい」という人に特におすすめできる料理です。

ここでは「うこぎごはん」についての詳しい説明や作り方の紹介や「うこぎごはん」に合うおすすめしたいお米や、そのおすすめの理由などの情報をお届けします。



春の香りのまぜご飯!山形の郷土料理「うこぎごはん」の魅力と作り方


うこぎごはんとは、山形に古くから伝わる郷土料理です。

うこぎは低木タイプの山菜で、トゲがあることから防犯に役立つという理由で昔から垣根などにも使われていました。うこぎは春先になると芽を出します。その、芽の香りは「春の香り」とも言われ、人々に親しまれてきました。

うこぎごはん、このうこぎの芽を使ったまぜご飯で、「春の香りを楽しめるまぜご飯」なのです。


うこぎごはんの作り方は家庭によって違いますが、もっともシンプルな作り方は「たっぷりのお湯でゆでたうこぎを水で締め、よく絞ってからみじん切りにし、塩と混ぜ合わせてなじませたものを白ご飯に混ぜる」というものです。


他にも好みに応じて、ご飯を炊く際に少量のお酒を入れる、うこぎだけでなくゴマやクルミを混ぜるといった作り方があります。いずれの作り方にも、まぜご飯の中でも具材がかなりシンプルで、ご飯の味を損なうことがありません。

つまり、うこぎごはんは、具材の味を楽しむというよりも具材の香りとご飯そのものの味を楽しむためのものです。



うこぎごはんにおすすめのお米は食味にすぐれた「つや姫」


うこぎごはんは具材の香りとご飯そのものの味を楽しむまぜご飯ですから「うこぎごはんに使うお米の質」はかなり重要なポイントです。だからこそ、食味にすぐれたお米を選ぶ必要があります。

数あるお米の中でも炊きあがりのツヤ感にすぐれており、やわらかい口当たりとほどよい甘みがある「つや姫」を使うのが特におすすめです。


つや姫は山形・宮城・島根などで栽培されていますが、最初につや姫を開発したのは山形県です。さらに、うこぎごはんが山形の郷土料理だからこそ、そのうこぎごはんに使うつや姫は、山形県産が一番のおすすめです。郷土料理を、郷土のお米で作りましょう。



多種多様な食べ物がある今だからこそ食べたいうこぎごはん


今の時代は多種多様な食べ物があるため、シンプルで素朴なまぜご飯を食べる機会というのは少なくなってきています。しかし、こうした時代だからこそ、うこぎごはんのシンプルさ・素朴さは逆に新鮮味があるでしょう。

機会があればぜひ、うこぎとつや姫を用意して、春の訪れを感じられるうこぎごはんを作って味わってみてください。


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