投稿日:2020/05/22 18:00
前回のブログでは主に「苗づくり」に関する作業を紹介致しました。
今回のブログでは「田んぼの整備」に関する作業の紹介を致します。
4月下旬:畔つけ・有機肥料播き・田うない
苗作りと平行して田植えに向けて田んぼを整備する作業があります。
まず最初にやるのが、田んぼと田んぼの境に土を盛って水をせきとめている部分の「畔」を修繕する作業です。
昨年の春から秋まで水をせきとめ田んぼを保ち、冬は雪に埋もれていたのでだいぶ弱くなっています。今年の稲作でもきちんと水をせきとめられるように壁を固めなおします。
きれいに壁が作られます。
畔つけの後は有機肥料播きです。数種類の有機肥料をブレンドして田んぼに満遍なく播いていきます。
使っている有機肥料の種類と配分は企業秘密です!
最後に田うないです。この機械で乾燥して固くなった田んぼの土を掘り起こし、先に播いておいた有機肥料と土をかき混ぜて土作りを行います。
5月中旬:代掻き
田んぼの土づくりが終わったら水を入れて土を柔らかくし最後に田植えがしやすいように平らに仕上げます。
代掻きで重要なのは田んぼの中になるべく高低差を作らないことです。高低差ができてしまうと田んぼの給排水がうまくできず、ずっと水たまりの場所ができてしまったり、全然水がいかない場所ができてしまったりします。
給排水がうまくできないと中干しの時に根っこまで空気が入らず、元気な稲に育たない原因となります。
代掻きは田んぼの真ん中からスタートし最後に一番外側を回って田んぼから出るときれいに平らにすることができます!
これで、やっと田んぼの整備が完了です。
平行して育ててきた苗も約1ヶ月が経ちとても元気な苗に育ちました。
いよいよ、来週からは田植えが始まります。
天候にもよりますが田植えは5月下旬~6月上旬の約2週間を予定しています。
次回のブログは田植え作業についてお伝えします。