お米の美味しさを左右する溝切り作業

投稿日:2020/07/03 18:00

5月下旬の田植えから約1ヶ月が経ち、小さかった苗も順調に育ってます。



さらにしっかりと根を張り大きく育つように実施するのが「溝切り」と「中干し」

この「溝切り」がお米の美味しさを左右すると言っても過言ではありません。


溝切り作業の相棒は「田面ライダーV3」これに乗って作業します!



自転車みたいな乗り物で前方に車輪が付いていて後方には溝を切る三角部が付いています。

エンジンをかけてぬかってる田んぼの中をこれで走って溝を切ります。



田んぼの中は柔かったり固かったりする箇所があるので、固さにあわせてバランスを前後させ、体重を乗せて溝を切っていきます。溝の深さにばらつきが出ると水の流れが悪くなるので同じ深さで溝を切るよう気を付けます。


苗10列ごとに溝を切っていきますので、結構な数の溝を切ります。



溝を切るとこのように水の流れがよくなります。

この溝は田んぼの水の排水を素早く均一に抜くためのものなのです。


排水したあとは「中干し」といって、土の表面が乾くまで干します。

干すことで、水分が欲しい稲の根は地中深く水分を求め下へ下へと根を張り、また土中の有毒ガスを抜く効果もあります。乾いたらまた水を張り、しばらくしたら水を抜きという作業を何度も繰り返し、強く大きい稲を育てていきます。


この溝切り作業は結構しんどい作業なので、やらない農家さんもいるのですが、溝切りをしないと排水時に田んぼから水が完全に抜けず、酸素の取り込みが不十分だったり、根の張りが弱かったりと、強い稲にならないことがあります。


蔵出し米.com(生産者:いのファーム 猪野国雄)ではすべての田んぼに溝切りを実施して、少しでも美味しいお米を皆様にお届けできるようお米作りを追求してまいります。